アメリカの感謝祭サンクスギビングデーってどんなお祭りなの？
今年のニューヨークは去年の今頃と比べると些か暖かいと感じる秋ですね。
みなさんは秋を満喫してらっしゃいますか？
ホリデー期間中のニューヨークは街の雰囲気もさることながら人々の笑顔が絶えない時期なので一番HAPPYな気分になります 🙂
NYでサンクスギビングデーを送ったことがある人もない人も今日はサンクスギビングデーについてご紹介します。
／サンクスギビングデーとは？／
感謝祭（Thanksgiving Day）は、アメリカ合衆国とカナダの祝日のひとつ。
感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。
ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。
1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。イギリス人の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもどちらかというと教会で礼拝を行って、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった。
現代の感謝祭では、宗教的な意味合いはかなり弱くなっており、現代アメリカ人の意識の中では、たくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な家族行事のひとつと位置づけられています。
特に感謝祭前日と感謝祭休日最後となる日曜日は、空港、高速道路、鉄道などの交通機関が1年の中でも有数の大混雑・大渋滞となります。
一方、感謝祭当日の空港などは対照的に非常に閑散としており、感謝祭が行楽のための休日ではなく家族や親戚が集うためのものであることを物語っています。
一方、インディアン達は「感謝祭」は、この日を境に先祖達の知識や土地がヨーロッパからの移民達に奪われた、「大量虐殺の始まりの日」としている。
／なぜ七面鳥を食べるの？／
イギリスから移住してきた、ピルグリム・ファーザーズの人達ですが、実は移住した1620年は寒波が厳しく、冬を越せず多くの人達が亡くなっています。この厳しい時、原住民だったインディアンのワンパノアグ族が食料を分け与えてくれた食料の中に七面鳥があったことから感謝祭には、七面鳥を食べる習慣になったという説があります。
アメリカの感謝祭の七面鳥ですが、感謝祭の朝には必ず現職大統領によるおもしろい儀式があります！
／七面鳥の恩赦／
感謝祭は、別名 Turkey Day（七面鳥の日）と呼ばれるほどで、大量の七面鳥が市場で出ます。
つまり大量の七面鳥が食用となるのですが現職大統領がその中から二羽の七面鳥に恩赦を与えて助けるという行事（Turkey Pardon ターキーバードゥン）が毎年、感謝祭の日の朝に行われます。サンクスギビングデー当日の朝のニュースで中継するのでお見逃しなく。
この行事（Turkey Pardon）の起源は、ジョン.F.ケネディー大統領で、感謝祭に、大統領宛に贈られてきた生きた七面鳥をケネディ大統領が食べなかったことが、その始まりと言われています。
ニューヨークのサンクスギビングデーと言えばMacy’sスポンサーのパレードです 😀
ニューヨークでは、毎年恒例のサンクスギビング・デー・パレード（Macy’s Thanksgiving Day Parade ）が開催されます。
このパレードの始まりは1924年。以後、第2次世界大戦下の数年をのぞき継続いている歴史的行事なのです。
当時のパレードの様子はこちらから。
スタート地点はアメリカ自然史博物館の裏手（Central Park West and 77th Street）。ブロードウェイを通って、メーシーズのある34丁目の7番街まで進みます。パレードはすごく混みますのでスリなどには気をつけてくだいね。場所取りに早朝６時から待っている人もいます。パレードは朝9時から12時までですが、見る場所によって時間帯はずれるので気をつけてくださいね。
人ごみが苦手と言う方は、サンクスギビングデー24日になったと同時(深夜）にCentral Park West and 77th Streetへ行ってみてください。
誰もいないストリートにパレード用に用意されたバルーンが並んでいるので独り占めサンクスギビングデーパレードが味わえてしまいます。この楽しみ方は毎年サンクスギビングデーパレードに出演している友人のパフォーマーより推薦されました♫
迫るサンクスギビングデー大切な人と暖かくして過ごしてください。
