ガイドブックにもまだ載っていないホイットニー美術館

ガイドブックにもまだ載っていないホイットニー美術館

By Mai in Life, Style on 12/20/2015

来月はもう1月だというのに暖かい日々が続いていますがみなさん如何お過ごしでしょうか?

先週は最高気温が19度まで上がったニューヨーク。来週のクリスマスあたりもまた暖かくなるんだとか。いつも寒くていやーな思いをする冬がこんなにも暖かいと気分まで明るくなりますね〜。

今回は今年の5月にオープンした今年一番注目を浴びているホイットニー美術館についてご紹介します。
週末は混雑のため美術館に入るのに一苦労ですが、平日はすんなり並ぶこと入場できます。


 

 

場所はハイラインの南の端、ミートバッキングディストリクトにあります。アッパー・イーストにあった建物がここに移転してきました。

近代的かつエレガントな建物は、イタリアを代表する世界的な建築家であるレンゾ・ピアノがデザインしたもの。8階建ての大きなビルで、各階に設置されたテラスからの眺めも話題になっています。広々としたロビーはガラス張りで自然光が入り、開放感があります。またエレベーター内もアートが施されています。小さいエレベータ2つに大きいエレベータが1つ。建物内の隅の隅まで洗練されているホイットニーニュージアムはアート作品とニューヨークの街並みを両方楽しめる工夫が随所に施されています。

もともとホイットニーニュージアムの発祥はグリニッジビレッジです。
ホイットニー美術館は富豪バンダービルド家の娘でもあり彫刻家でもあるガードルード・バンダービルド・ホイットニーによって設立されました。
若いアーティストの新感覚な作品は全くと言っていいほど評価されなかった20世紀初頭のアメリカ。そんなときに彼らの作品を購入し展示し始めたのがガードルード・バンダービルド・ホイットニー。1914年には展示スペースとしてホイットニー美術館の前身となるホイットニースタジオをグリニッジビレッジにオープン。
1929年に収蔵品の寄付をメトロポリタン美術館に申し出たものの、断られたことが美術館設立につながりました。そして1931年にホイットニー美術館をグリニッジビレッジにオープン。その後、収蔵品の増加により1954年に54丁目へ移転、1966年にアッパーイーストサイドに移転。そして、2015年5月発祥の地近くに戻ってきました。

 

●最寄り地下鉄駅
A/C/E/L線の14丁目駅
ハイラインの南端入口のすぐ脇に位置しています。
住所: 99 Gansevoort St, New York, NY 10014

●料金
大人$22
学生/シニア$18
メンバーズ 無料
18歳以下無料

●開館時間
月、水、木、日:午前10時30分から午後6時
金・土曜日:午前10時30分から午後10時
●火曜日は休館日

毎週金曜日午後7時以降はPay As You Wishと言って自分の好きな金額を払って入館できるシステムです。とにかく混むので混雑が苦手な方は$22払って平日に行くべきです。
$22の価値のある美術館です。
 
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Image above: © 
Frank Stella, Star
屋上から眺めたニューヨークの街とアートが一体となって素晴らしい光景です。
 
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Image above: © 
Frank Stella, Star
 
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Image above: © RICCI ALBENDA, i was just thinking,2009, P.2011.31
 

 

 

By Mai in Life, Style on 12/20/2015


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